勝ち負けより大切なことがある。

明日はブラジリアン柔術東日本キッズ選手権という試合があります。いおぎキッズからも10名近くの子が出場します。
一対一の勝負ですから、どちらかが勝ってどちらかは必ず負けます。勝てばメダルを貰えて嬉しいですが、「勝負」は二の次だと思います。
まず、試合に出るという選択をした勇気を讃えてあげたいと思います。そして、試合ではふだんの練習で出来たことを100％出せたかが大切です。練習でやってないことは出来ません。またその日に限って120％出せたなんてこともありません。100％出来たかどうか。そこが、「勝つこと」よりも大切なところです。
特に、我々大人はそのことを肝に銘じたいと思います。
勝って誉める、のはまあいいでしょう。負けて叱る、これは最悪です。100％の力を出せたら、負けても誉めてあげたいです。だから、何度も言いますが、「勝負」ではなく「内容」を、保護者のみなさんには見ていただきたいと思います。
大人が、指導者が、勝負にこだわり過ぎると子どもに良い影響を与えません。子どもまで結果重視に偏重すると、本当の意味での成長につながりません。そういう大人や指導者が多いので、子どもも効率主義的に結果を望むようになっています。
いま世の中には「効率主義」と「投資対効果」を重視する風潮が強いです。その風潮は、勉強やスポーツや習い事など「子どもの世界」にも蔓延しています。何かを習う、何かを習得しようとする際、まず損得を計算するような子どもにはなって欲しくないなぁ、と思います。

それはさておき。
試合に勝ったら、勝ったことは誉めてあげて、かつ課題も指摘してあげる、試合に負けても、100％出せたら誉めてあげていいし、多くの課題が見つかったことを喜んで次回に生かせてあげたい。
そういう態度で明日は応援をよろしくお願いします。

日本ブラジリアン柔術連盟第1回東日本キッズ選手権